2019-01-01から1年間の記事一覧

為替レートの話を真面目に考えよう

急に、日本が貧しくなったという記事が書かれ始め、欧米との賃金比較が世間を賑わしているが、全部、的を外している。円ベースで考えているのがおかしいので、ドルベースで考えれば、日本の低賃金も、生産性の低さも、失われた20年も、全て為替レートで説…

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

長かったスターウォーズ・サーガ完結編。前作で明かされたレイの両親の正体が、本作では、また、ひっくり返るという意図的なのか、それとも、視聴者からのブーイングのせいなのか、どちらか不明だが、本作の方が個人的に好み。本作で、アナキンから始まるス…

工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男

北の核情報を入手するため、工作員として外貨獲得を狙う北と接触し、北でのCM撮影のプロジェクトを締結する。そして、CM撮影と称し、北の核施設があると思われる場所の情報を探るが…。全編に緊迫感が漂い、相手がどこまで正体を見抜いているのか、ハラハラさ…

22年目の記憶

南北首脳会談のリハーサルのため、売れない俳優に金日成の代役を演じさせるため、過酷な役作りを要求する。しかし、首脳会談は開かれることはなかった。22年後、自分を金日成だと信じ込む父親と、息子との同居生活が始まる。役者の演技はうまく、自分を金…

日本は円高政策を取れ

日本の生産性が低い。つまり給料が低い。感覚としては海外先進国の半分。日本で1000円のランチが、海外では2000円。日本の100円ショップの商品が海外では200円。これを解消するには、物価を倍にするか、為替レートで円を2倍にする必要がある…

NHKは分割せよ

現状の受信料収入7000億は異常。公共放送の名のもとにNHKの肥大化が止まらない。いいかげん、メスを入れるべきだ。まずは、現在のNHKを、(a)NHK公共放送(ニュース、政見放送等、教育テレビ)(b)NHKエンターテイメント(ドラマ、バラエティ)(c)NH…

アナと雪の女王2

名作の続編は難しい。特に、もともとの作品が続編を前提していない場合、どうしても、とってつけたようになってしまう。本作は、その難題に挑戦しており、よりパワーアップしたCGによる映像の美しさや、楽曲も誰でもみんなで歌える歌からプロが聴かせる歌へ…

サピエンス物語

人類進化についての最新のサーベイ。復元図がリアルで、アウストラロピテクスなどの猿人類が、より類人猿的な描写となっており、昔の人間っぽさがなくなっている。交配可能で子孫も残せるが、別の種であるという考え方が今ひとつ、よくわからなかった。サピ…

最古の文字なのか? 氷河期の洞窟に残された32の記号の謎を解く

ヨーロッパの洞窟に残された旧石器時代の壁画。その中には、具象的でない記号も含まれており、遠く離れた洞窟間で共通していた。 誰がどういう目的で書いたのか不明だが、好奇心を刺激する発見で、とても興味深い。はたして、今後どこまで解明できるか不明だ…

ターミネーター:ニュー・フェイト

シナリオやキャラクターに、”?”と感じるところがあるにも関わらず、最後まで楽しんで観ることができた。勢いのある演出と、優れたキャラクターがあると、多少のマイナス面は吹き飛ばせるのだということがよく分かる。 アクションでは、ハリウッドに匹敵でき…

ジェミニマン

ウィル・スミスの一人二役アクション映画。 面白いかと問われれば、それほど面白くないが、CGで作られた若いウィル・スミスがすごい。 キャプテン・マーベルのサミュエル・L・ジャクソンの若返りも凄かったが、CGで年齢を自在に変えられるようになったことが…

アナザー人類興亡史

人類進化のサーベイとしてとても良くまとまっている。 脳の大型化よりも先に二足歩行が始まったとか、ネアンデルタール人が現生人類とほどんど変わらないなど、昔、学んだ知識を大幅にアップデートできた。 アナザー人類興亡史 -人間になれずに消滅した”傍…

20歳のときに知っておきたかったこと

人と違うことを恐れず一歩前に踏み出そう、視点を変えればアイデアは無限にある、失敗を恐れずチャレンジしようという自己啓発本だが、類似の書籍よりも好感がもてた。 この本では、人間関係を大切にしよう、他人に不快な態度をとれば必ず跳ね返ってくる、人…

ジョーカー

絶賛されていたので観てきたが、自分には合わなかった。 ガンダム00の劇場版でも感じたが、このようなテーマで、わざわざバットマンのヴィランであるジョーカーを出す必然性に疑問を感じる。 もし、ジョーカーではなく、オリジナルキャラで同様の話を作っ…

スターアジア投資主総会

さくらとの合併について、情報が欲しく行ってきた。 現在、訴訟が起こされていることを自らは言わず質問されて渋々答える姿勢や、合併スケジュールが日付なしにも関わらず、合併に向けて進んでいるとか、今回の合併は敵対的だったとは思っていないとか、全然…

大統領のリーダーシップ

アメリカが覇権国家となるにあたり、歴代の大統領が果たした役割を検証する。 現代人にとっては、アメリカが超大国であることは当たり前だが、第二次大戦前までは、実はそうではない。当時も世界のGNPの25%を占める経済大国ではあったが、外交的にはプレゼン…

YAMAHA YPJ-C

アシスト付きのクロスバイクに興味があったので、YAMAHA YPJ-Cをレンタルしてくれるショップを探し、三浦半島の南部を半日走ってきた。 結論を言うと、このバイクはコンセプトに問題がある。とはいっても、2016年のモデルなので、最初にこのようなスポーツア…

チョウたちの時間

山田正紀の描く時間SF。 マヨナラの失踪や、ボーアやハイゼンベルク、核分裂による原子爆弾の製造など、面白そうなパーツは含まれているのだが、中盤の”時間人”やら”時間粒子”やらが出てきてからの話の展開が全く理解できなかった。 チョウたちの時間 (徳間…

日本人は問題が起きた後のことを考えなさすぎる

フジテレビの解説委員が、避難所でワインを出すのはおかしいという、ミスリード記事を書いているが、これは原発は絶対安全だから、安全対策は必要ないと言っていたのと同レベルで、いかにもフジサンケイグループという、無能人間の極地。 論点となっているの…

ブラック・スクリーム

もう、第何弾だかわからない、ド定番のリンカーン・ライムシリーズ。 本作ではイタリアのナポリを舞台に、アウェイで連続誘拐犯『コンポーザー』を追跡する。 基本、このシリーズはミステリーではなく、あくまでもテンタメ作品として楽しむべきなので、本作…

ボーダー 二つの世界

『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者のオリジナル脚本作品。 この人の作品は、テーマや細かいギミックは面白いのだが、作品全体としてのテイストが、やはり合わない。 人一倍嗅覚に敏感な税関職員のティナが、とある男の匂いを嗅いだことから、自分の出生に…

連城三紀彦 レジェンド2

レジェンド1と同じ作家が書いたとは思えないほどつまらない。 ミステリーとしての謎解きも今一つなことに加え、とにかく、文章がくどくて、全く頭に入らない。 著者は、オモシロイと思って書いているのだろうが、完全に独りよがりで、一文読むごとに不快指…

最後の資本主義

自由競争という名の宗教に対する解毒剤。 本当の自由競争というのは野生の世界にしかないわけで、ルールのある人間社会においての自由競争というのは、あくまでもルール内での最適化に過ぎない。 格差を許容するルールの中で自由競争すれば格差が拡大される…

ホテル・ムンバイ

2008年に発生したムンバイ同時多発テロを描いた作品。 イスラム原理主義の若者が、ホテル・ムンバイを襲う中、ホテル従業員が協力して、宿泊客たちを力の及ぶ限り救おうとする。 リアリズムを追求しエンタメ要素は極力抑えており、従業員も客も見境なく殺す…

連城三紀彦 レジェンド 傑作ミステリー集

プロの作家が、プロの作家の書いた作品群から、珠玉の逸品を選ぶ。これが、つまらないわけがない。 長編には長編の魅力があるが、個人的に短編が好きだ。まどろっこしい設定や背景説明、余計な伏線がなく、メインとなるストーリーを、削ぎ下ろした言葉で無駄…

スノー・ロワイヤル

怒れる親父リーアム・ニーソンのセルフパロディ的アクションコメディ。 リーアム・ニーソン自体は至って真面目に、息子を殺されて復讐するオヤジの演技をしているのだが、映画の作り自体が完全にコメディで、役者陣は笑いをこらえるのが大変だったろうなと思…

ザ・フォーリナー 復讐者

ジャッキー・チェン VS ピアース・ブロスナンの夢の対決。 テロで娘を殺された老人の正体が、元ベトナム戦争のアメリカ特殊部隊だったことから、テロリスト集団が返り討ちに合うというストーリー。 ジャッキーが情報を入手するため、ブロスナンのストーカー…

予告された殺人の記録

花嫁の処女を奪った男を殺す、名誉を守るための殺人。共同体の皆が知っていたにも関わらず、無関心だったり、殺されるのは当然と思う人々のために殺されてしまう。 そこそこ面白いが、絶賛されるほど面白いとは思わない。 結局、文学の評価は、皆が評価する…

触法少女 誘悪

前作触法少女で少年院に入れられた九子が退院するが、同級生だった井村里美が自殺したことを知る。井村里美の自殺にはネットいじめが絡んでいると思われ、九子が真相を探る。 登場人物はキャラ立ちしており、文章も読みやすいが、ミステリーとして読むと、正…

あなたの人生の物語

「顔の美醜について」は面白い。それ以外は、つまらない。「顔の美醜について」も普通に面白いレベルで、SF史に残るという面白さではない。 とにかく文章がわかりにくい。あえてわかりにくい文章を書いて、いかにも凄いものを読ませている感を出そうとしてい…